今では「出口調査」について、懐疑的に思われている方も大勢いらっしゃるように思います。
選挙が行われるごとに開票率0%で "当確" が続出。 「嘘つくな」「こんなに早く分かる訳ないだろ」「出口調査で分かるなら集計している人の意味ないよね」「まだ投票で並んでいる人もいるのに発表するとか失礼極まりない」
こういった疑問の声や批判意見が殺到しています。
そもそも出口調査とは、一体何の為にやっていたのか?いまいち謎でありましたが、
前回の記事にて「組織票すらも嘘で、選挙とは最初から当選者が決まっている、完全なる出来レースの可能性大」というお話をさせていただきました。
2024年 東京都知事選挙に見る、選挙の "いびつさ" 「組織票」すらも嘘で、最初から完全なる出来レースの可能性大
その前提で「出口調査」というものを見てみると、出口調査によって得られる確かなメリット・真の目的というものも、浮かび上がってきました。
1.出口調査の必要性に対する疑問
まず出口調査とはどのようにして始まったのか?と言えば、
各報道機関が「誰が当選したのか」我先にと報道する為に、競い合うように選挙結果の予測をそれぞれが独自に調査するようになり、そのように報道することが次第に定着していったようです。
しかし、出口調査によって正確な当選結果を予測し続けることは事実上不可能であり、これまで何度も誤報(当確ミス)を出していると言います。
通常であれば、このような失態が何度も続けば「ほら、出口調査なんかやっても、ミスは避けられないんですよ。その度に関係各所に多大な迷惑を掛けている。それはこれからも同じですよ。もうやめるべきじゃないですか?」となるはずです。
それに、選挙がある度にこんな調査を実施していたら、その調査費用と人件費などの手間暇は、相当なものであることは想像に難くありません。
それなのに、何故そこまでして出口調査をする必要があるのでしょうか?
その上、政府の立場からしてみても、
「こちらできちんと集計したものを、翌日の〇時までに発表しますから、それまで勝手に報道をするのは控えて頂けませんでしょうか?間違って報道される可能性もありますし、そうなるとこちらとしても非常に迷惑となりますので、」
「それに、各投票所にそういった人員を大量に配置し、投票の調査するという行為自体も、投票者・近隣住民・投票所関係者の迷惑となる恐れもありますので、各報道機関の皆さま方には、こういった行為の数々を控えていただけますようお願い申し上げます。」
という話であるはずです。
しかしどういう訳か、それでも各報道機関は出口調査を行い続け、政府も何故か「出口調査」というものを容認している。この "違和感"
そこには何か意図があるとしか思えません。
2.出口調査によって当選者をあんなに早く正確に割り出すことは、そもそも不可能
出口調査の問題点として、「期日前投票については読み取れない」ということは、以前から指摘されているようでした。
例えば2007年参院選の期日前投票は総投票数の18%にも及び、「投票全体のうち無視できない部分を占める」と指摘されています。
さらにその上、実際に出口調査を行うとなると、必ずしも調査に協力してもらえる訳ではなく、「回答拒否」が1番多くなるようです。
東京都知事選 出口調査
— TSMC田中太一 (@62tFp) July 7, 2024
7月7日(日) 台東区東上野地区センター
合計79票
回答拒否 38票
1、石丸 20票
2、小池 7票
3、れんほう 6票
4、うつみ 5票
5、あんのたかひろ1票
ドクター中松 1票
回答拒否が多いので20時当確は不可能✋
小池圧勝でなく石丸がほぼ横並び#マスコミによる不正選挙 pic.twitter.com/MP8SazRTgi
それもそのはずで、出口調査に不信感を持っている国民は年々増えているように思います。従って「律儀に出口調査に協力してくれるとは限らない」という致命的な要素がある。
そして、出口調査に協力したくない意思を見せた人達は、基本的に政治や選挙に対して不信感を抱いている。その為、マスコミが取り上げているような候補者に投票している可能性が少ない。
なので「回答してくれた人の傾向だけ」を見ても、あまり意味がない。 1番多くなる「回答拒否」をした人達が誰に投票したのかまで分からないと、本当の投票の全体像を掴むことは出来ない。
しかもその上、「回答してくれた方が、本当の投票結果を言っているとは限らない」という問題点まで抱えています。
このような不確定要素満載の中において、「出口調査によって当選者を素早く正確に割り出せる」とは、到底思えません。
3.最初から当選者が分かっている出来レースだからこそ、当選者の速報を出せる
ちなみに2020年東京都知事選挙においては、わずか1,763人(=約0.0003% 総得票数:6,132,679人)の回答によって、当選確実を出したとのことです。
#出口調査 たった1763人のサンプルで、夜8時ちょうどに秒殺で当選確実が出るのか。。すさまじいな。でも、これは今後絶対に止めた方がいいね。締切前の今まさに投票所に並んでる人や、これから開票作業する人たちに失礼極まりないと思うんですよ。 #東京都知事選 #nhk https://t.co/zUJ0u0qgPF
— もっちゃん (@mocchan_chan_10) July 5, 2020
ほとんど当てずっぽうのようなレベルであり、ちょっと接戦になったら分かる訳がありません。
なぜ彼らは、このような不確実な調査、及び絶対的に少ないサンプルで、当選者をここまで正確に割り出せているのか?
単純な話、誰が当選することになっているか、知っている選挙が多いからです。
2024年 東京都知事選挙に見る、選挙の "いびつさ" 「組織票」すらも嘘で、最初から完全なる出来レースの可能性大
ただし、選挙の全てが出来レースという訳ではなく、規模が小さい選挙に関しては影響も少ないので、こういった選挙に関しては出来レース無しで行われている可能性も十分に考えられます。
4.出口調査の為の "辻褄合わせ"(誤報がないのは有り得ない・接戦が少ない)
このような不確実な調査で全て正確に的中していては、不正以外に考えられない。その為、カモフラージュとして、何度が出口調査の誤報(当確ミス)もあることにしているようです。
あるいは影響力の少ない選挙に関しては、出来レースではないという場合に加えて、調査も難しくデータも不十分である為、リアルで誤報(当確ミス)を出していることも考えられます。
(「出口調査」というものを行っている以上、誤報は「出ていなければ」おかしいので、どちらにしても「誤報を出しても、尚、出口調査は継続する」という不自然な結果となる訳ですが、)
また、注目度の高い選挙ほど接戦になることは少なく、
出口調査が始まった1989年(平成元年)以降、都知事選挙においては、最小でも2位と10ポイント(%)差。昭和の時代と比べて明らかに圧勝が多くなっています。
これは「接戦だと、出口調査で速報を出せない」という事情と一致し、
注目度の高い選挙(出来レース)がやけに圧勝だらけなのは、決して偶然ではないようです。
※ ちなみに、組織票があることにすれば「それによって接戦が少なくなっている」「それによって少ないサンプルでも当選者を割り出せている」などと言い訳が立ち、
組織票とは、出口調査にとっても、非常に都合の良い存在です。
しかしながら、2024年東京都知事選挙にて、「もし組織票が本当に集められているとすれば、説明がつかない」という結果を出してしまったことによって、組織票の存在そのものが嘘である可能性が一気に高まりました。
その詳細につきましては、こちらの記事をご覧いただければと思います。
2024年 東京都知事選挙に見る、選挙の "いびつさ" 「組織票」すらも嘘で、最初から完全なる出来レースの可能性大
5.それ以前に、出口調査が本当に行われているのかどうかも怪しい
SNSを見ていると「そもそも出口調査なんて見たことがない」と言っている方が、結構いらっしゃいます。
ちなみに私も、出口調査を一度も見たことがありません。
以下の資料によれば、都内の投票所の合計数は「313箇所」
2024年東京都知事選挙において行われた出口調査は、NHKだけでも「64箇所」 他の報道機関を含めれば、相当多くの投票所で出口調査は行われているはずです。
その為、本当に出口調査が行われているとしたら、「出口調査?あ~、いっつもやってるよね」 世間的にはこのような認識となっているはずであり、「見たことない」という人は珍しいか、せいぜい半々くらいの割合になるのではないでしょうか。
しかしSNS上では「見たことない」という声が多く、そういった投稿に対して「いいね・リツイート(共感)」もたくさんついている。「いやいや普通にいますよ」みたいなリプライもほとんど無し。
その一方で、「出口調査見たことないって言っている奴なんなのwwww」 という感じで、何故か攻撃的なスタイルで投稿している人達が、ちらほらいる。
出口調査も当たり前にどこでも見るし受けたことあるけど、事前調査アンケートも多い。今時、調査員を見たことない奴って死人やろ! https://t.co/KVzxnW2FiS pic.twitter.com/z4uNDyivxp
— 時の使者:導きのトキジ (@6_mkj4zMkj4z) April 15, 2024
このことから、出口調査はまともに行われていない可能性が高まりました。
それもそのはずで、出口調査によって知りたいのは「当選者」であり、その当選者は出来レースで予め分かっているのだから、出口調査を行う意味がありません。
出口調査の目撃情報が少ないのも、「出口調査をやった という体で、出来レースによって当選する人を発表しているだけ」ということで、説明がついてしまいます。
6.出口調査の役割とは?
それでは、この出口調査とは、一体どんな意図があるのでしょうか?
彼らには選挙結果を「速報」で出し、できれば「当日中に」全てを終わらせたい、確かな理由がありました。
私達国民の多くが、この国の選挙はインチキ選挙であるということを感じています。そしてその選挙結果は、国民にとって好ましくない結果となることが大半です。
この「出口調査」によって得られるメリットは、「結果をすぐに発表できる」ということです。
つまり、後ろめたいことをやっている選挙だからこそ、発表をさっさと終わらせたい。
「溜めたくない」というものがあるのだと思います。
例えば、受験の合格発表でも、もし受験してすぐに自分の受験結果が分かったら、合格不合格に対して、喜びも落胆も少ない。基本的に「よし受かった」「あ~落ちた」で終わる。
"溜める" 期間があるからこそ、受験結果を見る時に、人は何倍も一喜一憂する。「やったぁあああああ!合格だあああああ!」「きゃー!受かってる~~~~!」
これと同じように、向こう側の立場からしてみたら、国民にとって好ましくない選挙結果を「溜めたくない」さっさと発表して、終わらせたい。
もっと言えば、「当日中に」終わらせたい。結果発表を翌日に回したくない。
結果発表が翌日に回ってしまうと、その間に国民は悶々とします。想像を膨らませます。
(誰が当選してるかな…)(きっと〇〇さんが…)
当日中の20時過ぎにすぐ発表すれば、「小池かよ」「なにこれ落胆」程度の不満で済むところを、
翌日に回してしまうと、溜めた分だけ「はぁ?また小池かよ」「ふざけるな!」「学歴詐称!」「不正選挙!」などと感情が爆発し、国民をコントロールできなくなる可能性が出てきます。
当日中の20時過ぎに発表できれば、国民がその後にするのは「寝る」ことです。
寝れば、人は寝る前のことがかなりリセットされる。そして翌日、国民は仕事や学校、それぞれの生活がある。それをしている内に、昨日の選挙のことが、かなり「薄れている」
やはり両者では、全く違うことが伺えます。
だからこそ、向こう側はなんとしても当日中の夜に発表したい。翌日以降に回したくない。
その為に「出口調査」というものが存在し、さっさと発表したいという事情があるのだと思いました。
7.出口調査とは、インチキ選挙に対する国民の不満を和らげる「ガス抜き」のようなものだった
結果的に見ると、出口調査というのは、国民の大きなガス抜きのような役割がある。
「あれだけ叩かれていた小池百合子が当選だなんて…」「やっぱり不正選挙なんじゃないか…?」
引きずって欲しくない、疑問を持って欲しくない。
アナ「投票が締め切られました。しかし、あ~っと!小〇百合子氏が当選確実との速報が入りました!小〇百合子当選確実!」
アナ「小〇さん、当選を果たした感想をお聞かせください。」
小〇「国民の皆さんのために、精一杯がんばりま~す(棒読み)」
アナ「どうもありがとうございました。はい、終わりです。それでは皆さん、さよ~なら~」
このようにシャットアウトし、
選挙結果に納得がいかず、あれこれ考える国民に対しては、「はいはい、もう選挙終わったからー まだそんなこと考えてるの? そんなことは忘れて、次行こう、次。」という空気を作りたい。
選挙がインチキ出来レースの要素満載だからこそ、そのアフターケアとして「出口調査」というものが必要となる。言ってみれば、この2つとはセットで存在していたものだったのだ。と思いました。
8.まとめ
・今の時代に、出口調査というものが未だに行われ続けている謎
・出口調査とは、公明正大に選挙が行われているなら、必要がないもの。なにか後ろめたいことをやっているからこそ、実施されている
・もし出口調査が無かったら、国民の不満や怒りをコントロール出来ていなかった可能性大
素朴な疑問として、「国民が投票したものを、きちんと集計してもらい、発表は翌日になっても全く構わない。だって選挙とは、元々そういうものじゃないですか。何でそんなに必死ですぐ発表する必要があるの?」というものがあります。
しかしこういうことだったのだとすると、
存在意義がいまいちよく分からなかった「出口調査」の説明がつき、何の為に出口調査が存在していたのか、その理由に納得ができます。
これまで悪なる支配者層らは、あの手この手を使い、国民が選挙によって国を変えられない仕組みづくりをしてきたばかりか、
そのアフターケアまでぬかりなく、国民を徹底的にコントロールしてきました。
このような悪人達が滅び去り、真にこの世界に有益をもたらす人々が国を統治し、不条理のない平和と幸福の世界が訪れますことを心よりお祈りいたします。