かつて日本は「1億総中流社会」と呼ばれていましたが、今はそんな風に感じている国民は、もはや誰もいないと言っても、過言ではないのかもしれません。
今、世の中は「1億総 "貧乏" 社会」へと突入しています。
さて、このような時代において「ラクして稼げる」という謳い文句の話が、ごまんと出回りましたが、
本当にラクして稼げるのであれば、みんな稼いでいるはずなのに、どうして今、誰も彼もが貧乏になっているのでしょうか?
今のこの時代そのものが、「ラクして稼げる」は嘘だったと、証明しているようなものであります。
競馬という名の、生物学と現象学を熱心に学んでいたことが、今の自分に大きく活かされている
前回記事の、ギャンブルの世界におきましても、
仮にもし勝ち続けている人がいるとするならば、 その人はどこまでも勤勉にそのギャンブルを研究し尽くし、且つその時代ごとのギャンブルにおける変化にもついて行けているということになります。
ラクしてるのに、ギャンブルで勝ち続けるということは有り得ない。 これはギャンブラーなら誰もが頷く答えであるように思います。
そしてこれは「ラクして稼げる」という話が蔓延している、ネットビジネスの世界においてもまた同じことが言えます。
私自身も、サラリーマンをやめることになり、次の生き方を模索していた時に、偶然にも「せどり」という稼ぎ方と出会いました。
その時は、せどりという単語が世間に広く浸透する前の時代であり、イノベーター理論で言うところの「アーリーアダプター」のような状態でした。
確かに、自分より早く始めている人達は既にいたけれど、今にして思えば私自身も結構早くから始めている方だった。なので、ネットでやり方さえ調べたら、とんとん拍子に簡単に稼げた。
「こんなに稼げるのか」と夢中になり、他の人はどんな風に仕入れや発送などをしているのだろう?と興味津々で、ネットから情報収集もしていった。
しかし数年後、副業に注目が集まり、せどりという単語が世間に広く知れ渡るようになってからは、今までのようにはいかなくなりました。
大勢の人が参入するようになり、〇〇メソッドみたいな情報商材もあちこちで販売され、それに騙されたような人達が、次々と現れてはすぐに消え、今までよく店内で見かけていたベテランの「同業者」達も、どんどん見かけなくなっていった。
そんな時代になっても、私自身が生き残れていたのは、情報収集によって得ていた知識の数々と、自分独自が持っていた「稼げるネタ」があったからでした。
自分が詳しいジャンルについては、他の人が分からない価値ある物が分かり、見落としているものを仕入れることが出来る。そこにかなり助けられていました。
しかし、 さらに時代が進んで悟ったことは、その自分が持っていた「稼げるネタ」も、時代の変化によっては、簡単に吹き飛んでしまうものなのだ ということ。
世の中が変化していったことにより、私の「稼げるネタ」は古いものとなり、需要が減って行き、そのことを痛感するような時がありました。それに伴って売上も下降していき、ついに自分自身も潮時を感じるようになる。
これが、私が見てきた「せどり」という世界の変遷で、
確かに、運が良かったり、なにか優秀な稼げる方法をたまたま早く知ったのであれば、一時的には稼げたりするのかもしれない。
しかし、その状態がずっと続くということは有り得ない。結局は、勤勉にならざるを得ない。
ラクして誰にでも出来るようなことだけやっているのなら、あっという間に大勢の人に飲み込まれ、淘汰されてしまう。
どんな世界でも、その道のプロとなる為には、あれも学びこれも学ぶ必要があり、たくさんの練習を積んだりして高い能力や技術を身に着ける。それが無いと、稼ぎ続けることは出来ない。
「ラクして稼げる」という話が、世の中に広く蔓延していた中、
RAPTブログの方では、「楽して成功できる方法は一つも存在しない」という真逆のお話を、一貫して伝え続けていました。
RAPT有料記事298(2018年7月30日)この世に楽して成功できる方法は一つも存在しない。真の実力を身につけた者だけが成功できる。
どちらの話が真実であったのかは、今のこの時代そのものが証明しています。
どうか全ての方が、ラクしてもただ取り残されるだけだ という現実と向き合い、
嘘の情報に騙されることなく、真実を知り、真理に従って生きられますことを心よりお祈りいたします。
RAPT有料記事602(2021年11月1日)変化せず成長しない人は、希望のない空しい生を生きるしかない。しかし、常に変化し成長する人は、喜びと希望に満たされ、真の成功と繁栄の道を行くことができる。