「女ってバカだよな」
「男ってバカよね~」
一部の男女は、異性に対してこのような印象を抱いているようで、何度かこういった言葉を耳にしたことがありました。
口には出さねど、心の中でそう思っている人も含めれば、実はもっと多いのかもしれません。
このような男女関係を見て、私はある種の "絶望感" を抱いていたようなところがありました。
「何故こうなってしまうのだろう?」「男と女は分かり合えないものなのだろうか?」と。
しかしある日、私は「女性はこのように考えている」ということを知る時がありました。
例えば、ある女性が男性から花をプレゼントされたとして、
(この人は、私の為にお花屋さんに行って、お花を選んでくれて、ちょっと恥ずかしかっただろうに、私の為にお花を買ってくれて、そしてそのお花を持って電車に乗ってきてくれて、今、私にプレゼントしてくれた。)
⇒ 一瞬にしてこのような思考となり、「ありがとう!」となる。
この事を知った時、私にとっては「青天の霹靂」という感じでした。
女性はこんな風に考えてるのか…と。なんというか、深く感心してしまったのです。
男女によって物の考え方・捉え方は異なり、しかも私は男の中でも無感情寄りの人間であった為、尚更そう思ったのかもしれません。
思えば、女性は子どもの頃から少女漫画を読み、白馬の王子様に憧れたり、おままごとなどを好む。
一方で男性の子どもの頃は、冒険とか運動とかメカなどに関心が高く、またそういった漫画やゲームを好む傾向がある。
つまり女性は、愛や恋について幼少期から学んでいるエキスパートのようなものであり、且つ、男性よりも感受性が高い。
そうか、女性は「恋愛面のインテリジェンスが高いのだ」と思いました。
よく男性が、「浮気をしたことや夜のお店で楽しんできたことを、相手の女性に内緒にし、バレないように小細工をするも、女性からはあっさり見抜かれて怒られる」というワンシーンが、様々な作品で描かれています。
これは実生活上でもよくある話だからこそ、それだけ作品に取り上げられていることであると思います。
そしてそれは、おおよそ「女ってバカだよな」と思っている人ほど、浮気がバレているのだと思います。
何故なら女性を侮っているからこそ、自分が行った程度の小細工で通用すると思っている。しかし現実には女性は鋭く、細かなところまで相手を見ていて、自分に対して嘘をつかれていると察知し、証拠を探して突き付ける。
女性を侮っていなければ、もっと徹底的に小細工をしていたか、どうせバレると思って最初から浮気していなかったことでしょう。
逆に女性側は、恋愛面に関して男性より優秀だからこそ、そこだけを見て、あるいは女性の方が得意な部分だけを見て「男ってバカよね~」と思う人がいる。
しかし現実問題として、物事を論理的に考える力や、体力面などは男性の方が優れている為、否が応でもそれが社会の中で反映されています。
社会全体の構造としては、やはり男性を中心に動いていると言わざるを得ない。しかしそれは無理矢理女性を排斥した結果ではなく、男性の方が適正が高いが故に自然とそういう割合になっているに過ぎない。という矛盾。
逆に育児とか美容とか、女性の方が優れている分野では、男性の方が圧倒的に比率が低くなるのも、これまた同じ理由であります。
つまり、男女にはそれぞれ得意な面があり、役割が違う。
それを認めれば良いだけなのだと思いました。
異性を下に見て、何か良い事があるのかと言えば、個人的には、何も無いように思います。
だからこそ、「男は社会面のインテリジェンスが高い」「女は恋愛面のインテリジェンスが高い」
このように考えた方が、全ての面においてプラスになるように思いました!