世の中には「1つの現象には、2つの側面がある」ということを表す言葉が、たくさん存在しています。
「一長一短」「表裏一体」「嬉しい誤算」「ピンチはチャンス」「怪我の巧妙」「人間万事塞翁が馬」「棚からぼた餅」「災い転じて福となす」
ある動画の中に、日本人がサラリーマンをやめて、今はハワイで悠々自適な生活をしているという人のインタビューシーンがありました。
それを見ていて「そうか、悠々自適というものを手に入れたのと同時に、ハードワークというものを失ったのだ」と思いました。
どちらが良いかは別としましても、2つが必ず同居できないものというのがあって、人はどちらかを選択して、生きています。
人間とは、基本的に1つの側面だけを見て、生きているところがあります。
「愛を学ぶために 孤独があるなら意味のないことなど 起こりはしない(Jupiter / 平原綾香)」
という歌詞を見た時に、本当にその通りだと思いました!
このように考えられる人と、1つの側面だけから見る人とでは、全ての物事の捉え方に雲泥の差が生じるのではないか、と思いました。
「1つの現象には、2つの側面がある」という考え方は、私の信仰生活の面でも、大いに役立つことになりました。
例えば、表面的に見たら嫌なことがあったとしても、「あ、でもすなわち、こういう事とも言えるんじゃないか?」と、
別な視点からも見ることによって、「逆に得ていたもの」あるいは「その出来事の真意」等が見え、本来であれば辛い状況でも、辛いと感じることなく過ごすことが出来た、ということが多々ありました。
もし仮に、私が表面的に見て、感じたままに受け取っていたとしたら、とっくに信仰から離れていたはずです。
それくらい同じ人物であっても、「捉え方1つ」で、目に前にある出来事は全く変わってくる訳です!
「1つの現象には、2つの側面がある」
ということを意識して生きるだけでも、また違った視点から物事を見れ、新しい発見や、問題解決に繋がることも、色々な場面で出てくると思いました!