盛者必衰 祇園精舎の鐘の声
あの世界4大ビッグテック企業が、衰退しているという記事を見た。
なんでも、独占禁止法やら、行っていた不正についてやらで、色々と突かれているらしい。
彼らは、純粋に他の競合より圧倒的に優れていたからではなく、競合を潰したり取り込んだり、不正を行ったりもしながら、今の地位を確立した。
かねてからそういう話は出ていたそうだ。
ビックテックのものより、「高速で軽いブラウザがあるよ」「こっちの検索エンジンの方がいいよ」というものがあっても、
"何故か" 不具合や問題が起き出したり、悪評まみれとなったりして、結局はビックテックのものを使う そのようにして、一強が形成されていったらしい。
実態が明らかとなったのは、これもひとえに、インターネットによる影響が大きい。
ITに詳しい人達は、ビックテックがどのようにして巨大化していったかを知っており、その実態を、掲示板やブログなど、時代に応じて、ネット上で発信していた。
そのような情報発信の1つ1つが、大きな実を結んだ。
テレビ新聞が、都合の悪いこと・都合の悪い部分を報じなくても、
私達一般庶民は、" SNSで発信する "
これによって、不都合な真実が、闇に覆われ・覆われたままになる ということが、激減するようになった。
それにしても、
何故この世界は、こんなにも、全てのものが衰え行くのだろうか?
少しくらいは、衰え知らずの強者がいても、よいはずではないか?
なにかこの世の中とは、
全てが無秩序によって成り立っているのではなく、不思議な力によって統制されている というのを、節々に感じる。
「因果応報」という言葉も、まさにそれで、
結局は、ビックテックが行ってきた通りに、報われている。
現在世の中では、そういう動きが加速している。
数年前と比べ、あらゆる団体・人物の悪事が暴かれて、それを追求されるというニュースが、圧倒的に増えている。
その一方で、本当に良いことを行った人達に対しては、「#○○さんありがとう」といったタグがトレンド入りして、感謝の言葉や賛辞が送られる。
そういう微笑ましい動きも、SNSにはある。
まさに、因果応報である。
ただ問題は、
悪なる団体・人物が、その行った悪の通りに報われたとしても、またその次に現れるのも、「悪なる団体・人物」ということである。
前科13犯の悪人がようやく滅び去っても、その次に現れたのが前科12犯の悪人なら、
一体なんになろう。
陰謀論や、「あの方」のブログで学んだ通り、
それがこの世の中の支配体制なのである。
やらないよりはマシ
それは確かにそうなのかもしれない。
だけど、根本的な解決には至っていない。それもまた事実だ。
私も情報発信をしながら、
そのようなジレンマを、ずっと抱えていた。
(第14話へ続く)