前回は、RAPT理論とはどういうものなのか?ということについて、お話させていただきました。
そして今回からRAPT理論について、あれこれ見て行きたいところなのですが、しかしながら、まだまだ多くの方は「世の中の常識を、それほど疑うことなく生きている」ように思います。
なので当チャンネルの前半部分では、まずそういった部分を、少しずつ氷解していくことが先決であると思いました。
これまでの陰謀論に対する世間の印象
そういう陰謀論的なものって、本当にあるんですか?
誰が裏で支配してるとか、優遇を受けている人達がいるとか、誰それに都合のいいように世の中が動いているとか、
警察だってちゃんと仕事してる訳で、何だったら政府も黙っていないはずでしょう?
と思われていた方が、多かったのではないでしょうか。
実際に「陰謀論」とネットで検索してみると、
このように、「何故陰謀論を信じてしまうのか」等と、陰謀論を信じている人はまるで頭が悪いかのように印象付ける内容の記事が、ごまんと出て来ますし、
そういう影響もあってか、陰謀論に懐疑的な方が多くいらっしゃったのではないかと思われます。
しかし2019年4月、そんな世の中の常識が、完全に覆ることとなります。
池袋暴走事故
2019年4月19日 87歳の高齢者(飯塚幸三)が運転する乗用車が、東池袋付近の交差点で赤信号を複数回無視して暴走し、12名の死傷者が出るという大事故が発生。
そのうちの亡くなられた2名の方というのが、ある男性の妻と娘さんであり、最愛の2人を突然失い「このような事故を絶対に出してほしくない」と、遺族の男性は記者会見で話し、このニュースはメディアでも大きく取り上げられました。
ところが、加害者の男性の対応、警察の捜査、そして報道が、あまりにもおかしいということで、国民の注目が増々集まることになりました。
加害者の男性が取った最初の行動というのは、被害者の救護ではなく、なんと「facebookやTwitterのSNSアカウント削除等を、息子に電話して依頼した」と言われています。
実際に加害者のWikipediaの、池袋暴走事故の文面は即削除され、Wikipedia自体にも編集されないようにロックがかけられたそうで、さらにはGoogle ストリートビューには自宅にモザイクが入るなど、これらはあっと言う間のスピード対処だったそうです。
飯塚幸三が大怪我を負いながら息子に指示したことが凄い!SNSアカウント削除だけじゃなかった・・・
そしてこれだけの大事故にもかかわらず、加害者は何故か身柄を拘束されず、かたくなに容疑者とは報道せず、「元院長」という肩書きで報道され続けました。
そして、ほどなくして、加害者のとてつもない経歴が発覚することになります。
元官僚であり、瑞宝重光章(ずいほうじゅうこうしょう)という勲章も受賞している超エリートで、「だからこいつは逮捕されないのか」と、この事件はSNSで大炎上し、
「上級国民」というワードが、大流行するほどでした。
実際、加害者の厳罰を求める署名が約39万筆も集まるほどで、この事件の注目度がどれほどのものだったのかが伺えます。
高齢のドライバーは逮捕されない?
この事件が注目を集めすぎ「高齢の為、逃走や証拠隠滅の恐れがないから逮捕されない」等と、加害者を擁護する人まで出て来ました。
ところが過去の似た事例を見てみると、2018年1月9日 85歳という高齢の方の運転によって、高校生の方が亡くなった事故では、普通に逮捕されています。
女子高校生2人が巻き込まれ死傷した暴走事故、運転の高齢者を起訴
また、実はこの池袋暴走事故の「わずか2日後の」2019年4月21日には、神戸市にて、市営バス運転手・64歳のドライバーによる8人の死傷者が出た自動車事故が起きており、こちらもしっかりと逮捕されています。
こちらの神戸市のバス事故では、2019年4月逮捕 → 同年10月に「禁錮3年6月」の実刑の判決が、言い渡されています。
ところが池袋暴走事故の場合、書類送検されたのが、なんと半年以上も経った2019年11月12日 そして翌年の2月6日に「在宅起訴」
通常であれば即逮捕、そして実刑が言い渡されるレベルの大事故でありますが、何故か「在宅捜査」「在宅起訴」
つまり12名の方を死傷させたにもかかわらず、勾留されることすらなく、加害者は普通に生活できているという訳なのです。
まとめ
・上級国民が存在していることがこの事故で明らかとなり、その事実が多くの国民に知れ渡った
・つまり、本当だった「陰謀論」
この事故によって、私達一般庶民は「上級国民が存在する」ということを知りました。
上級国民なら、これだけの大事故を起こしても、逮捕されないのです。
この事故が起こるまでは「上級国民が存在する。この世の中は民主主義に見せかけた階級社会だ」等と言っても、陰謀論だと鼻で笑い、何言ってんだこいつと、信じる人は相当少なかったと思います。
しかし現在ならどうでしょうか?人々の認識は、この事件をきっかけに大きく変わったことと思います。
「陰謀論を信じている奴は馬鹿」等という風潮は、おそらく、上級国民側の人達が作り上げた「プロパガンダ」だったのでしょう。
しかしながらその作られた風潮というのは、この事故によって完全に崩壊することになったのでした。
という事実を踏まえまして、次のステップへと進んで行きたいと思います!
次回は「都市伝説」と呼ばれているものについて、あれこれ見ていきたいと思います!