私達現代人は、現在の社会システムによって「疑問を持つ」ということを、かなり奪われているように思います。
子どもの頃は誰でも好奇心旺盛で、疑問に思ったことは何でも親に聞いていたのに、
大人になるにつれて、次第にその性質は薄まっていき、
いつの間にか、多くの方が「疑問を持つ」ということさえも、なくなってしまっているように思います。
嘘だらけのこの世の中において、「疑問を持たなくなる」ことほど、恐ろしいことはありません。
嘘を嘘なんじゃないかと思う為には、まず疑問を持たなければいけないのに、その疑問を持たない。
つまり「騙され放題」ということであり、さらに本人は騙されているということに気付いていない。
「疑問を持つ」ということは、「考える」ということでもあり、
その考える力を著しく奪っているのは、やはり洗脳装置と名高い「テレビ」が、大きな原因の1つのように思います。
ここ最近、テレビという名の洗脳装置の恐ろしさを痛感したことがありました。それは今問題となっている「ジャニー喜多川・性加害問題」についてです。
ジャニー喜多川の性加害問題は、今では全世界で放送されるまでとなり、この日本においても物議を醸し続け、続報として、その手は8歳の子どもにまで及んでいたことも明らかとなりました。
元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト、日本外国特派員協会の記者会見で『ジャニー喜多川』の性的虐待について証言「ほぼ全員が被害を受けている」
【驚愕スクープ】国民栄誉賞作曲家の次男がジャニー喜多川氏からの性被害を告白「8歳の時に自宅部屋で…」
これを受けて、ネット上では批判の声が多数寄せられています。
この一ケースだけでも十分にむごいのに、ジャニー喜多川の犠牲になった男性はまだまだ沢山、今テレビに出てる全てのジャニーズタレント達も全員が犠牲者なのは間違いなく、今や全ての視聴者がそれを知った上で彼らを見ている、と言う状況の凄まじさよ。
— Koji Hashimoto (@cozy_bridge) July 5, 2023
ジャニーズ事務所は畳まされるべき。 https://t.co/YQtg0u4rNw
8歳の子供にも性的虐待…。服部さん今78歳ということはジャニー喜多川は60年以上にも渡ってこのような犯罪行為を続けていたと思われ、世界的にみても最大数の性被害者が存在している大事件だと思う。これでもまだ業界は擁護し続けるというのか? https://t.co/mdo8BNhulc
— ボギー (@BoGGGeY) July 4, 2023
いやこれはもう、日テレ、ジャニーズ24時間テレビなんてやってる場合じゃないでしょうが。とんでもない話だよ。
— すまこ🍏⭐️🐰🐿🦊🐥 (@sumasumako) July 4, 2023
24時間テレビ、ジャニーズのタレントさんにやらせて大丈夫?
— Y (@y_psychologist) June 7, 2023
小中学生を含む未成年者への性暴力をベースにビジネスを成功させ、ご商売をしているジャニーズ事務所のタレントを番組に出して「子どもの未来を考える」とか、白々しくて観てられないし、何よりこの状況ではタレントさんがつらいと思うよ…
ところが、このような事態になっているにもかかわらず、テレビでは相変わらずジャニーズを積極起用し、視聴者もそれを「普通に」見ている訳です。
この異常事態に、私は少しばかり戦慄を覚えました。
この現象こそが、いかにテレビが「疑問を持つこと」「考えること」を人々から奪っているのかを、如実に表しているように思いました。
それと同時に「疑問を持つこと」の重要性もまた、映し出されたように思いました。
世の中では、「疑問を持て」と主張している著名人は、驚くほど少ないように思います。
何故なら、人々が疑問を持って考え出したら、彼ら自身や彼らの上の人達にとって都合が悪いからです。
私は幸いにも、「子どものように疑問に持つ」という性質が、大人になってもそれほど薄れずに生きられていたように思います。
そのおかげで、おかしいことはおかしいと思い、「本当のことは何なのだろうか」と見分けて生きられるようになりました。
おかしいことだらけの世の中だからこそ、子どもの頃のように「疑問を持って」世の中を見渡し、
おかしいことはおかしいとはっきりと認識し、真実の中で生きられ、多くの方が救われていきますことを心よりお祈りいたします。